やってきましたー!鳥海山!
来ようと思っててもなかなか来れなかった東北の名山。
今年は大山をやらなかったので、代わりに厳冬期の八甲田といい東北の山を満喫させて頂いています。
実際に行ったことがないとなかなかツアーのイメージも湧かないので今回は最もポピュラーな吹浦口から行ってきましたよ。
酒田の前泊の宿を6:00に出て吉牛で朝飯。
その後ブルーラインへ向かってみると…
既にこの車の列。
G.Wも明けたしちょっとは空いているかなーなんて思ったけど甘かったですね。笑
でも早めに出て良かった。
このあと続々と後続が並んだのでした。
なんとか駐車スペースを確保しホッと一息。
いろいろと情報を頂いた秋田のSさん、ありがとーございます!
ガイドツアーらしき人も沢山きてましたよ。
今回はこのおふたりが参戦〜。
3月の羊蹄山もご一緒したNさんと、4月の蓮華温泉でシーズンインしてG.Wはトムラウシにいったりと怒涛の勢いで山に行きまくるBさんです。
滑れなかったハイシーズンの鬱憤を晴らしまくってますね〜。
やはり人間に遊びは必要です。笑
この日は夕日ライドがメインイベントなので、軽ーく滑って2部制でいきましょう。
お、見えてきました!
新山と外輪山。
自分にとっても始めてなんでワクワクしますね!
まずはBさん曰く東北最大の雪庇があるとかないとかで有名なこちらへ。
既に先行者が数名いてドロップしていました〜。
確かにあそこからしか入れなさそうだな。
かなーり急な斜面なので出来るだけ面のいいとこを滑ろうとすると既にトラック入りまくってました。笑
滑るというかミスしないように降りてく感じに。
スノーボード的にはもうちょっと柔らかめなら良かったかもだけど、それはそれでドロドロ出そうなのでちょうど良かったのかな?
で、2人目もドロップしようとするも、下をツボ足で登る人が滑走斜面を横断してくる。笑
危ないので通過するまでだいぶ待ってからドロップ。
そこ、よく登ったよね〜。
BCでは他の人の動きも何が起こるかわからないからゲレンデノリでドロップしちゃいけんですね。
危ない危ない気をつけないと。
まあともかくいきなり楽しい斜面でした!
ボトムまで降りると先にドロップしてた人達が歓声を上げてくれました。
よく見るとInstagramで繋がってた方達で初ごたーいめ〜ん!笑
岩手を中心に滑る東北ローカルの皆さんはとても気の良い人達でした。
通常なら登り返してこのあとも他の斜面に向かうところだけど、今日は夕日ライドも控えているので無理せず一旦ゲザーン。
何気にこのお帰り斜面が適度に緩んでて気持ちよかったです。
この日の日中は空気が霞んでて、景観はイマイチ。
それでも海に向かってのライドは最高に気持ちいいです。
宿にチェックインして飯食ってお昼寝タイムのあと再び山へ。
おお〜いい感じやないの!?
いいね〜。
金曜ロードショーみたい。笑
雲が湧いてきて夕日的には今ひとつだけど、これはこれでいい感じ。
ちょいと光待ちしてたら対岸の尾根に続々と夕日ライダー達が登ってきました。向こうから手を振ってくる人もいて昼間に会った人達かな?
この距離じゃ誰だかわかんないな。
むむむ、赤さは足りないけど光があるのはラストチャンスと見て滑っちゃいましょう!
Nさん。
Bさん。
いつも有名ライダーさん達と滑ることも多いからか、なかなか撮られ慣れた感じ。
いい画、頂きました!
いや〜最高ですね!
海は残念ながら雲に覆われてしまったけど、これはこれで雲海が素敵でした。
どこが夕日ライド適しているか知らなかったけど、なんとなく地形方位で選んだ斜面もバッチリでしたね!
その後もすんなり降りずにギリまで夕日を眺めて粘る!笑
そんなこんなしていると上で待っていたゲストから無線で「ナオッキーのお知り合いがきましたよ〜」と。
これはこれは以前に参加して頂いたゲストさんじゃありませんか!
どうやら今日はジョニーツアーに参加していたようです。さっき手を振ってたのはジョニーだったのかぁ。笑
ドロップポイントから「ナオッキーがいるからついてきゃいいよ」と言われてついて来たそうな。
どんなガイドや!笑
※ジョニーは車の回送のために戻ったそうです。
全員で無事に下山し、最後まで夕日が没するのを眺める。
いや〜とても良い時間でした。
宿に帰っておつかれちゃ〜ん!
明日は早いんで速攻で寝ますよ!笑
翌日は鉾立から。
宿で早弁を頼んで早めに出発。
鉾立は登山道が出ていてあまり滑り向きではないとは聞いていたけど、既に2回も吹浦から登ってるんで気分転換です。笑
案の条担ぎます。笑
前日の自分の言動からなんか怪しいと感じていたBさん。この日はスプリットボードを軽い方にチョイス。
なかなか読んでますね。笑
おお〜、滝すごいな!
上の雪渓を気持ちよく滑りすぎたらそのままドロップしてしまいそうです。笑
滝を越えたら雪繋がっててホッと一安心。
シールでスピードアップじゃあ〜!
とは行かず…
途中でしっかり朝飯を食って来たジョニーツアーにぶち抜かれる。さすがに速い。
今日は千蛇谷をいくそうな。
御浜小屋の北側斜面がとても良さそう。
だけどせっかく鳥海山まできたんだし、まだ見ぬ大斜面へと今日は頑張っていきましょ〜。
昨日も見えていた新山。
角度が変わるとやっぱり違うね〜。
スプリットスキーイングから〜。
文殊岳までは手っ取り早くボードを担いで登山道をいく!
しかし、この選択は大間違いで「俺らはガイドじゃないんだから担ぐとかしんどいの。ちょっとはセーブして貰わんと。スプリットボードの意味がないわ」とガチで怒られる。
すませーん!汗
こちらは千蛇谷を行くジョニーツアー。
残り時間と残り体力と靴擦れなどを考慮して文殊岳まで行かずに途中ドロップ。
雪はシャバってていい感じだけどちょっと面が荒れ気味で板を押さえる脚力が必要!
大きく滑ってきたけど、足の力が残ってなくて弾かれるゲスト。
たくさん歩かせてごめんね!
怪我しなくて良かった。
ゆっくりと丁寧に滑るのがちょうど良かったかもしれません。
天気はいいけど日射をよく受ける斜面は昨日より縦溝が進んだ気がします。
やはり春は日射が鍵を握りますね〜。
登り返してくると景色がとてもよく、男鹿半島や白神山地、岩木山までが見えていましたよ〜。
戻る頃にはゲストの気持ちにも少しは余裕が出て滑走を楽しめていた様子。
帰りの滑走斜面の方が条件も良かったので、それがせめてもの救いでした!
何度も一緒に滑ったことのあるメンバーだったので、これぐらいの行程はこなせるだろうという過信が自分にあったのかも知れません。ゲストファーストでのルート選択が大事だと改めて初心に戻る一日でした。
不手際はございましたが、最後までロケハンツアーついて来て頂きありがとうございました!
なんとなく鳥海山の雰囲気も掴めたのでまた来年も来ようと思います。
また日程が決まったら発表しますね〜。