
日曜日〜月曜日と変則的な日程でオファー頂いていた蓮華温泉のバックカントリーツアー。
なにやら天気は荒れそうだが、ちょっと前の予報ではどうにかなるかなと思っていたけど蓋を開けてみればやっぱりダメでした。
蓮華温泉ロッジの皆様ごめんなさい。
また木曜にリベンジします。
という訳で代替ツアーで栂池へ。
もう3月も最終日というのに山はすっかり冬の装いでした。

今日の指導員はおねーちゃんでした。
しつこそうなおじさん達に絡まれていましたねー。笑


ファーストロープウェイに乗っていたのはローカルガイドのメイン◯インとGニクス。
白馬では皆さんの行動が素早いので早起きが欠かせない。北海道ボケをしている自分としてはもうちょっとゆっくり寝かせて欲しい。
ロープウェイ山頂駅でFP50cmほど。
昨晩だけでめっちゃ積もりましたね。

ほとんどの人が天狗へ向かう中、本日のゲストさんはゆったり目がお好きなのでさっさとドロップ。

やばーい!深すぎ!!!

トラックを付けてあげないと緩斜面なんて滑れません!
低いとこは薄そうだからと上にあがってきたけど最終日のコルチナで良かった疑惑が…

とは言え急なとこは雪崩そうだし、急でもなく緩くもない微妙なところを狙っていきます。
「太い板持ってくりゃ良かった〜」とゲストさんは板チョイスをミスったらしいので、こりゃ深いとこはダメだ〜と標高を落とすことに。
久しぶりにスプリットボードを割って下りラッセル頑張りました!

所々にある急斜面を取っていくけど、やっぱり急なとこは落ちるよね〜。
「落ちたとこ滑ってきてください〜」と苦肉の策。パウダー滑りに来たのにパウダー滑れないなんて…

ところが意外とすべり面も硬くない?
スプレー上がってますね。
雪崩は旧雪のしっとりパウダーとの境で落ちたみたいです。

無事に滑りきって休憩ポイントでまったりしていると、ホーホーと騒がしい人が降りてくると思ったら声の主はやっぱりジョニーでした。
「スキーカット、ミスって久しぶりにヤバイと思ったわ!」とここに来るまでにどうやら雪崩に流されたらしい…
喰らった恐怖でか無事に生還した喜びでか妙にハイテンションでした。
いや〜とにかく無事で良かったよ。

そして先にこっちが登り始めたのに、いつのまにか抜かれているという不思議。
いったいどこを歩いてきたんだ???
さすがに優秀なローカルガイドさんはルート取りが違います。

そして、新雪がちょうど良い深さと読んで選んだ斜面はなかなかの重パウでテクニカル!!!
板をフォールラインへ落とすことができれば問題ないけど、お二人にとってはちょっと酷なルートチョイスだったかも…
ごめんなさい!

しかも沢の芯は自分が誘発してしまった湿雪雪崩のデブリーランドとなかなか気の抜けない斜面でした!
このあたりは昨日の雨の影響がまだ残っていて、上載積雪は安定して見えても旧雪内で雪崩れるので急斜面は注意が必要ですね!

今日は終始雪が降り続き、最後の最後まで気を抜けないコンディションでしたが無事に下山できました。
お二人ともおつかれさまでした!
明日には少しでも雪が落ち着いてくれるといいなぁ。