昨夜は乗鞍岳から帰ってくる道中、五竜の道の駅で力尽きました。
あと少しなのに、その少しが遠いんだな〜。
今日も清々しい青空!
バックカントリー体験ガイド(初心者コース)でお馴染みの栂池です。
今回もお初のゲストさんなので、とりあえずの様子見で天狗原へ。
ジリジリ照りつける太陽。
いや〜、今日も暑い暑い!
平日というのに思いのほか人が多く木陰の取り合いです。
シール歩き初体験な本日のゲストさん。
見た目は怖そうですが、とってもジェントルなお方です。
そろそろシールにも慣れてきたかな〜ってところで、向きを変えるときにスリップしてこけちゃいました。
シール歩きってサラっとできちゃう人と豪快にスリップする人と極端に別れる気がします。
今日は後者。
「踵もしっかり踏むようにして、シールの面全体のグリップ使って登っていくんですよ〜」とは言うもののある程度は歩き慣れるしかないですよね。
確かに今日は積雪表面がズレやすくて、初心者泣かせでもありました。
そんなこんながアリ、暑さでバテ気味なのもアリ、スタートから約2時間で天狗原到着。
お疲れ様でした〜。今日はココまでにしときますか。
ゆっくり登ったためか、スタート時にはあんなに沢山いた人達もどこかに散らばり、これはこれで静かな山が楽しめる感じに。
南面はザブザブでストップくさいし、とりあえず陽のあたりにくそうなところへ。
この標高帯ではフラットな斜面でもよく走ります。
おっ。
おおっ!
たまに突っかかる感はあるものの、悪くない感じ!
古いデブリもすっかり柔らかくなって問題なく滑れます。
とは言ってもそんなに綺麗にデブリをトレースしなくてもいいじゃない。笑
もうちょい右、空いてますよ!
まあ、それぐらいデブリも気にならなかったということで。
このあとは沢の右と左で変化する雪質を体感して頂き、なかなかロングに楽しめた1本でした。
お帰り前の登り返しを前に休憩していると、不可解なトレイルを発見。
シールで途中まで登って、そっから直登しているトレイルを見て不思議に思っていると…
ピッタピタのワンピに身を包んだSKIMO選手が颯爽と現れもの凄いスピードで登っていきました。
なるほど、ここでグルグル回してトレーニングしていらしたんですね。
履いていた板を脱いでから担ぐまで10秒の動作を見ていて「はえ〜!そうやるのか〜!」と感心したのでした。
聞けば、翌日は乗鞍岳に行くというゲストさん。
それならば乗鞍ツアーコース序盤の急斜面の為にキックターンは必須でしょ!ってことでちょっと練習。
ただでさえバテているというのに、ここに来てこの仕打ち!
「苦行ですね。」とありがたいお言葉を頂きました。
でもね、ちゃんとできるようになって良かったです。
明日は無理そうなら早めに担ぐんですよ!
そんなこんなでゆっくり登ってたら結構いい時間になってました。
午後に見るここからの景観がわりと好きです。
山々に陰影ができていいんだなぁ〜。
このあと、南面を消化試合して無事に下山。
お疲れさまでした!明日の健闘を祈ってます!
そして、自分は一路新潟へ〜。
花粉から逃れて北海道へと渡ります。
花粉が飛んでないはずの船内で、鼻水ズルズル言わせながらブログを書くのでした。