BC Caravan初の東北ツアーで宮城蔵王にやってきました!
蔵王といえば山形を思い浮かべる人も多いと思うけど、反対側の宮城蔵王もいいフィールドがたくさんあるんですね〜。
刈田岳、烏帽子岳、屏風岳などなど西の人間には聞きなれない名前ですが、素晴らしいフィールドが揃っています。
今回の東北トリップは「宮城・山形編」と「岩手編」に分けてお送りしますー。
宮城・山形編、初日は下見で『すみかわスノーパーク』へ。
BC愛好者の中では蔵王の樹氷鑑賞ができるキャットツアーで有名なところですが、15年以上前からバカでかいパークとコース規制のないスキー場として有名でした。
実は自分も20代のときにパーク目当てでシーズン通して篭って滑っていた懐かしい場所でもあります。
今回はガイドミーティングと称して、すみかわM'sガイド、えぼしのYz Riding Guide & Lesson、福島檜枝岐の楽、そしてBC Caravanのガイドメンバーで、すみかわスノーパーク支配人のご好意でキャットに乗せていただき刈田岳へといってきましたー。
もちろん、すみかわ支配人は今でもバリバリ滑れる方なので一緒にいってきました。
実はこの日はとても渋〜いコンディションでバンバン雪崩が起こっていました。
上の雪崩はスキーヤーの刺激でリモートで反応したもの。
厚みは10cmほどだったけど幅は50mくらいあったかな?
状況を見てご安全に滑ってきました。
寒の戻りでこの日はと〜っても寒かったので…
下山後に山間の秘湯『峩々温泉(ががおんせん)』へ。
実はここのご主人も今回ご一緒してました。
BCスキーがバリバリできるご主人が営む秘湯の宿。
日本秘湯の会の会員でもあるこの宿はとっても雰囲気がよくゆっくりできます。
通常は日帰り入浴はできないので、ぜひ宿泊して気持ちのいいお湯を楽しんでください。
翌日は今回のツアーの目玉でもある屏風岳!
急斜面で雪崩が頻発するため、比較的安定するこの時期にザラメを狙って滑ります。
天気は良いけどボーボーの風の中、板を担いで登ってきました!
ザラメヒャッホーかと思いきや…
この日も前日の不安定な雪が残る渋いコンディション。
前日にもスキーヤーが登行中に埋まるというインシデントが発生していました。
今回もガイドメンバーで行ってきたので、状況をよく観察してあらかじめ雪崩を落とすなどリスクを減らして滑走。
上部はなかなかの緊張感だったけど、下部ではヒャッホーできました!
そしていよいよ週末のYz RGLさんとのコラボツアーに突入!
しかし、この日に限って寒気が降りてきて山はカチンコチンに…
なんというか、まあバックカントリーあるあるですね。
さすがに屏風岳は滑落の危険があるので、この日は刈田岳に変更。
硬い日には硬い日でリスクを減らす楽しみ方があります!
しばらく登るとガスに巻かれるの巻。
風もボーボーで蔵王らしいと言えばそうらしい天気に。
春ってこんなはずじゃなかったんだけど…
しばらく避難小屋で停滞です。
コンクリートで作られたこの小屋は火山噴火の際のシェルターとしても機能します。
御嶽山噴火のあとに騒がれた蔵王の火山性微動ですが、今は落ち着いていて刈田岳までは入ることができます。
休憩後に意を決して外に出て滑走開始!
最初はガリガリだったけれど…
天然バンクに入るころには少し緩んできました!
もちろん、高度を落とせば快適なザラメが待っている〜♪
ところどころ雪が薄いところが見えているのが今年の雪の少なさを感じさせますね。
これは本来ならGW後の景色…
初日は無事に終了!
2日目。
ゲストと相談して場所を変更して山形のとあるフィールドへ。
昨日は雨だったこちらのフィールドは今朝は薄っすら雪が積もっていました!
中腹では春からのスキー場OPENに向けてモリモリ除雪の最中でした!
っと言えばわかる人にはわかりますよね。
初めての自分は雪がたくさんあるように感じましたが、例年に比べてやはりだいぶ少ないのだとか…
FU◯K!エルニーニョ!
来年の大雪に期待したいとこです。
高度を上げると一面の銀世界!そして雲間からのぞく青空が!
これこれ!これを期待していたんですよ〜。
景色はすっかり冬に逆戻り。
そして、もちろんパウダーが待ってい〜る〜。
ところどころ薄いところもあったけど、よく走るいいパウダー!
これだから山は来てみないとわからない。
最終日をいい形で締めることができましたね。
途中で帰っちゃった皆さん、来年はぜひコンプリートしてください!
今回ご参加の皆様、Yz RGLの名ガイド半田さん、ゲストとして隠密参加の富山のSガイドありがとうございました。
東北トリップは次号ひとり岩手編に続く…